ー!冬獅郎くん来たわよー!」



「はーい、今行くー」







バタバタと音を立てて階段を駆け下り、

ローファーの踵を踏まないよう気をつけて足を入れる

久しぶりに履いたローファーの感触に少し緊張しながら、私はドアを開けた




































Unpardonable culprit







































「よう、」


「おはよ、冬獅郎」








私は門に続く階段をおり、門を開けた

今日からまた冬獅郎と行く生活が始まる










「雛森に話したらあいつも一緒にいきたいだってよ」


「え、じゃあここで待つ?」


「いや、コンビニの近くにもういるらしいぜ」


「そっか、じゃあ早くいこ」








門を閉めて、冬獅郎より少し前を歩く私。

なんだか懐かしくて、自然と笑みがこぼれた。



冬獅郎がどんな顔をしているのかが気になって振り向くと、

何かを言いたそうに私のことを見ていた


















「どうかしたの?」


「いや、別に・・・」


「なに?言ってよ」


「・・・ん、」


「?」







冬獅郎はそうとだけ言って私に向けて手を差し出した

その意味を理解するのには、そう時間は掛からなかった








「ああ、なるほど」


「なんだよ、嫌ならいいんだぜ」


「ううん、繋ぐ繋ぐ!」







差し出された手をそっと握ると、少し強めに握りかえされた

冬獅郎の手は冷たくて、私の手は温かくて、お互いに温度が中和されていった
















「なんか、恋人同士みたいだね」


「みたいじゃなくてそうだろーが」


「そうだけど、さ、なんかいいよねこういうのって」






















もうずっと離れたくないと、本当に思う。

もうあの悲しみは二度と味わいたくない。

あの悲しみを味合わせた、顔の分からない犯人を、絶対に見つける。






もう絶対、負けたりなんてしない。



































「あっ、ちゃーん!日番谷くーん!」



「桃ちゃんおはよー!」




















---END---

久々更新申し訳ないです、短くて申し訳ないです、うあああああorz
次の話は学校で!何かわかるんでしょうか!
感想はお気軽に!BBSにて待ってます!




20090215